

奥谷さんアイデアマン
研修生のひらめきを導き出す
給水上手なインストラクター
担当領域 研修(研究・開発・設計)
プロフィール
研修生の理解に合わせた、
落ち着いた教え方
落ち着いた教え方
目指すのは、「給水係」
フラダンス歴10年

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日研トータルソーシングに入社した理由を教えてください。技術を身につけたいと思ったことがきっかけです。大学卒業後に金融関係の営業職に就きました。やりがいのある仕事だったのですが、今後のキャリアについて漠然とした焦りを感じるようになってきました。そのとき、昔からPCを操作するのが好きだったことを思い出しました。次第に「将来に生かせる技術を身につけたい」という気持ちが強くなり、エンジニアという職業を見つけました。全くの未経験でしたが、当社であれば一から研修できることを知り、思い切って挑戦することにしました。
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普段のお仕事内容を教えてください。業界未経験のスタッフに対して、就業前に研究・開発・設計分野に必要な基礎知識の研修を行うエンジニア研修センターで講師をしています。コンピュータ上で設計や製図を行うツールである“CAD”を使って、機械設計の基礎を教えています。もともと講師をされていた方が定年退職したことをきっかけに、3年前にエンジニア業務から研修講師を担当するようになりました。最初に声をかけられた時は、「私も数年前まで未経験だったのに大丈夫なのだろうか」と不安な気持ちでしたが、私自身未経験でスタートしたからこそ、研修生一人ひとりの気持ちを理解し、寄り添うことができると前向きに捉えて取り組んでいます。
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研修の際に心がけていることを教えてください。早口にならないことです。研修生が内容を理解できるように配慮しながら、ゆっくりと話すことを意識しています。講師になりたての頃は、人前で話すことに苦手意識があり、焦ってどんどん早口になっていました。ふと我に返って研修生の顔を見ると、皆さんキョトンとしていた経験から、研修生の顔を見ながら一人ひとりの理解に合わせて、落ち着いて話すことが大切だと思い実践しています。
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奥谷さんは、どんな瞬間にやりがいを感じますか。教えた内容が研修生の「ひらめき」につながった時の喜びは、何にも代えがたいですね。その瞬間のために頑張っているといっても過言ではありません。理解の速度やプロセスは、研修生によって違います。同じ伝え方をしても、理解してくれる方もいれば、そうではない方もいます。論理的に説明したり、身近なものに例えてみたり。一つのことを教えるにしてもいろいろな引き出しを持っておくようにしています。そのために、他の講師やAIに聞いてみたりして、日頃から“伝わりやすい”教え方を見つけられるようにアンテナを張っています。
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今後どのようなワークライフ・サポーターを目指していきたいですか。マラソンの「給水係」のようなワークライフ・サポーターを目指しています。ランナーにとって、「給水係」はすごく重要な役割だと思います。遥か先のゴールに向かって走る中で、めげないように前向きな言葉をかけたり、ゴールにたどり着くための助言をする――私も途中で手を差し伸べられる「心の支え」のような存在になりたいです。研修生が自分の力を最大限に発揮できるよう、そっと背中を押し、辛い時に少しでもホッとしてもらえる、そんなワークライフ・サポーターでありたいと思っています。